花巻

こだわりブドウで金賞 エーデルワインの3点 国際女性コン、3年連続【花巻】

フェミナリーズ世界ワインコンクールで金賞に輝いたエーデルワインの3点

 フランスで4月に開催された女性審査員による第13回「フェミナリーズ世界ワインコンクール」で、花巻市大迫町のエーデルワイン(藤舘昌弘代表取締役社長)の3アイテムが金賞に輝いた。同コンクールの金賞獲得は3年連続。日本ワイン業界の活性化や市場の開拓につながるとして、関係者が喜びを分かち合っている。

 世界のワイン業界で活躍するソムリエや醸造家、ジャーナリストら女性510人が審査。4541点のエントリーから日本ワインは9社、15アイテムが金賞に選ばれ、同社からは、こだわりの原料を使った特別醸造限定品シリーズ「ゼーレオオハサマ」の「メルロー樽熟成2016 赤」と「ツヴァイゲルトレーベ樽熟成2016 赤」、さらに「五月長根葡萄(ぶどう)園2017 白」が受賞した。

 メルローはほのかな甘いたる香や紅茶を思わせる香りが感じられ、程よい渋みと酸味のしっかりとした風味が特徴。ツヴァイゲルトレーベはブラックベリーを思わせる甘い香りやスパイシーな香り、果実味が感じられるワインで、ともに常温でおいしく味わえるという。

 リースリング・リオンを原料とした五月長根葡萄園は、グレープフルーツやリンゴを感じさせる爽やかな香りで、切れのある酸味と果実味を感じさせる看板商品。同ワインの国際コンクール金賞は初めてといい、藤舘社長は「生産者の悲願が達成された。こういうコンクールで評価されるのは農家にとって励みになる。原料、醸造技術が世界に誇れる物と認められた」と笑顔を見せる。

 メルローとツヴァイゲルトレーベは今後発売される予定。五月長根葡萄園は6月1日に2018年産の販売がスタートし、同社では「夏場に冷やして味わっていただきたい」としている。

 問い合わせは同社=0198(48)3037=へ。

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