花巻
色や形異なる花々 花巻温泉バラまつり 華やいだ雰囲気に
花巻市湯本の花巻温泉バラ園で、植栽されているバラが開花し始め、恒例のバラまつりが今月いっぱい開かれている。夏の日差しが降り注ぎ暑い一日となった４日は、色とりどりの花びらや香りを楽しむ人たちでにぎわった。期間中は数多くの花が咲き誇り、華やいだ雰囲気を醸し出す。
約１万６５００平方メートルの園内にはオリジナル品種を含め約４５０種、６０００株のバラが植栽され、色や形が異なる花々が同温泉の四季を彩り、愛好者を楽しませている。
同園によると、気温の高い日が続いたためか、生育は前年に比べて３日ほど早いという。現在は二～三分咲き程度で、オレンジから赤のグラデーションで開花が進む花びらの縁が濃いローズ色の「ハッピーローズ88」などのオリジナル品種も花を咲かせている。
４日の花巻市内は高気圧に覆われて晴れ間が広がり、最高気温が29・８度となるなど夏本番を感じさせる暑い一日となった。家族で訪れた盛岡市の主婦坂井ふみ江さん（58）は「初めて来て、満開にはちょっと早いようだが見応えがあった。風が吹くとバラ独特の香りがかぐわしい。秋にもう一度来たい」と話していた。
期間中は土日を中心にイベントを開催。９日に京成バラ園（千葉県八千代市）の育種家を講師に迎えたバラ育成の講話、９、16の両日はコスプレ撮影会を予定している。
開園時間は午前６時30分～午後９時（ライトアップは午後６～９時）。まつり期間中の入園料は中学生以上８００円、小学生以下無料。
問い合わせは同温泉＝０１９８（３７）２１１１＝へ。
