奥州・金ケ崎

交通事故の怖さ実演 胆沢中 スタントマン安全教室【奥州】

胆沢中生徒の前で事故を再現した交通安全教室

 スタントマンが交通事故の様子を実演する交通安全教室が6日、奥州市胆沢の胆沢中学校(鈴木雅司校長、生徒392人)で開かれた。通学などで生徒にもなじみの深い自転車を主な題材に、事故の衝撃や安全対策の重要さを目から学んだ。

 県警本部主催、JA岩手ふるさと、JA共済連県本部の共催で2012年度から開催。怖さを前面に伝えるスケアード・ストレイトという教育技法で行っている。同校は今年度の初回で、県南地方で唯一対象となった。全校生徒を前に、スーパー・ドライバーズ(東京都狛江市)のスタントが車両を使って事故を実演した。

 このうち自転車が左ピラーの死角に入り込み車のドライバーから見えなくなっての事故では、両者とも速度を緩めず衝突。大型車の内輪差による事故では、安全なはずの歩道内に置かれたカラーコーンが車体に巻き込まれた。迫真の再現に生徒からはどよめきが起こり、事故事例とセットの安全対策や交通ルールの解説にも真剣に耳を傾けていた。

 生徒の登下校方法は自転車が中心で、身につまされた人も多かった様子。阿部こころさん(2年)は「少しの間違いで大きな事故になると改めて感じた」、五嶋茉椰さん(同)も「これからも左側通行や信号などを守りたい」と話していた。

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