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初夏に響く鈴の音 爽やか チャグチャグ馬コ【岩手】

鈴の音を響かせながら華やかな行列を繰り広げた「チャグチャグ馬コ」=滝沢市鵜飼

 みちのくの初夏の風物詩「チャグチャグ馬コ」は8日、滝沢、盛岡両市で行われた。華やかな装束馬など約80頭が、鈴の音を爽やかに響かせながら約14キロの道のりを練り歩き、沿道の見物客らを魅了した。

 農耕に疲れた愛馬を癒やすとともに、無病息災を願って神社を参拝したのが行事の由来。装束に付けられた鈴の音の響きから「チャグチャグ馬コ」と呼ばれている。

 今年は役員馬11頭を含む計77頭が参加。馬の氏神を祭る滝沢市の鬼越蒼前(おにこしそうぜん)神社を出発し、昔ながらの絣(かすり)の着物姿の子供たちを乗せ、田園地帯や市街地をパレード。約4時間かけ、盛岡市の盛岡八幡宮を目指した。

 同日は雨や曇りで肌寒い天気となったが、沿道にはきらびやかな行列を一目見ようと多くの見物客が詰め掛け、子供たちも馬上から絶えず笑顔を振りまいていた。

 自宅近くで毎年見物しているという農業藤村房代さん(86)=滝沢市鵜飼=は「今年もきれいな行列が見られた。子供たちも着物が似合っていて、とてもかわいらしかった」とほほ笑んだ。

 行事は1978年に国の選択無形民俗文化財、96年に環境省の「残したい日本の音風景100選」に選定された。

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