トップ選手 迫力間近に 市ラグビーフェスティバル 釜石SW、神戸製鋼と激突【北上】
第21回北上市ラグビーフェスティバル(関東ラグビーフットボール協会主催、岩手日日新聞社など後援)は8日、同市相去町の北上総合運動公園陸上競技場で開かれた。招待試合では、ジャパンラグビートップリーグ・神戸製鋼コベルコスティーラーズ(神戸市)と、本県の釜石シーウェイブスRFCが激突。繰り広げられるハイレベルなプレーに観客が熱視線を送った。
試合観戦を通じ、競技の魅力を身近に感じてもらうとともに、スポーツへの関心や意欲を高めることなどを目的に毎年開催。さらに今年は、秋に釜石市などで開かれるラグビーワールドカップ(W杯)への開催機運を高める意味合いも込めた。
試合は釜石が前半3分、幅広くボールを展開し先制トライを決めたが、その後は立て続けにトライを奪われ逆転を許し、14-38で折り返し。反撃を期す釜石だったが、後半はHO伊藤大輝選手のトライと、続くSO中村良真選手のコンバージョン1本にとどまり、21-57で敗れた。
試合終了後には、両チームとの触れ合いの機会も設けられ、選手とファンとが交流を深めた。
この日は、同公園内の運動場で第48回東日本不惑ラグビーフットボール交流大会も2日間の日程で開幕。全国の40歳以上のラガーマンが、はつらつとしたプレーで交流戦を楽しんでいる。
岩手不惑ラグビーフットボールクラブの江村栄章会長(68)は「こういったイベントでトップ選手を見ることができるだけではなく、今年はW杯が岩手でも開催されることもあり、ラグビーに親しもうという雰囲気の高まりが感じられる」とうれしそうだった。