奥州・金ケ崎

「金色の風」より安全に GAP登録向け現地研修会【奥州】

県版GAP登録に向けて実践事例について学ぶ生産者ら

 県南広域振興局が主催する「金色(こんじき)の風」GAP(農業生産工程管理)現地研修会は13日、奥州市江刺で開かれた。農産物の安全性の確保や環境の保全、労働安全の確保に向けたGAPの登録を目指す生産者が先進事例を視察し、具体的な取り組みのポイントについて学んだ。

 2018年に続く同研修会は、県版GAPの取り組みを推進することで、「金色の風」の安全・安心の評価向上と経営改善につなげることが目的。

 JA江刺とJA岩手ふるさと、JAいわて平泉の「金色の風」栽培研究会員のうち新たにGAPに取り組む生産者20人余りが参加。個人区分で18年度県版GAP登録の伊藤浩紀さん(40)=同市江刺玉里=の作業場で、資材や農薬などの整理整頓の現状をつぶさに視察した。参加者は、農薬の保管について有効期限のチェックや使用した農薬はトレーに入れることなどを確認したほか、蛍光灯の破損を防ぐネットなど伊藤さんが実践している取り組みを学んだ。

 JA江刺「金色の風」栽培研究会副会長の金春昌一さん(63)=同市江刺広瀬=は「静電気による引火を防ぐため、ガソリンの携行缶を直接置くことや、使用、未使用の農薬を区分することなどが分かった。GAP登録に向けて参考になった」と熱心に視察していた。

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