「応援の恩返しに」 男子・ゴルフツアー選手会 県内社協へ福祉車両寄贈【岩手】
男子のジャパンゴルフツアー選手会は13日、東日本大震災からの被災地復興支援として、県内の社会福祉協議会に福祉車両(軽自動車)計10台を寄贈した。選手会の石川遼会長が来県し、担当者に目録を手渡した。
選手会は、震災後から賞金総額の1%(約3000万円)を活用し、2012年度から岩手、宮城、福島の被災3県に対するチャリティー活動を行っている。福祉車両の寄贈は14年度から継続しており、今回は一関、奥州、金ケ崎、平泉など10市町村の社協に1台ずつ贈った。
盛岡市内で行われた贈呈式には、石川会長、長山洋県社協会長ら約20人が出席。石川会長は「応援してくれている皆さんに恩返しができればという思いで車両を寄贈した。今後もゴルフの力を生かした活動を続けていきたい」とあいさつし、各市町村社協の代表者に目録を手渡した。
長山会長は「岩手は面積が広いため、移動に車は欠かせない。福祉車両は、大変役立っている」と謝辞を述べた。
福祉車両は、同選手会のロゴマークがあしらわれた白い軽自動車。高齢者世帯の見守りや介護支援などに活用される。贈呈を受けた一関市社協室根支部の三浦正勝支部長は「大変感激している。プロの方にいただいた車ということを訪問先などでも話題にし、喜んでもらいたい」と話していた。