花巻

懐かしの酒器 今に 石鳥谷歴史民俗資料館 魅力伝える150点【花巻】

懐かしい酒器が並ぶ石鳥谷歴史民俗資料館の企画展

 酒を楽しむ懐かしの道具を集めた「酒器展」は、花巻市の石鳥谷歴史民俗資料館(菊池邦雄館長)で開かれている。会場には樽(たる)や徳利(とっくり)、盃(さかずき)など古き良き時代を想起させる約150点が並び、来館者に南部杜氏の里と酒文化の魅力を伝えている。7月15日まで。

 ガラス瓶やプラスチックボトルを利用した現代的酒販に押され、使われる機会が減っている酒器にスポットを当てた企画。つるや注ぎ口を備えた漆塗りの「提子(ひさげ)」や、さまざまな形状がある携帯用「酒筒」などが目を引く。

 このうち、量り売りの酒屋などで利用された小型の通称「貧乏徳利」を集めたコーナーには、かつて石鳥谷に存在した佐藤酒造店、横沢酒造店といった名が書き込まれた逸品がずらり。長い柄が動物の角や耳を思わせる手樽の一種「角樽」、祝いの進物などに用いられたとされる箱形の「指(さし)樽」といった資料と共に注目を集めている。

 同館は約2000点の酒造用具を所蔵し、うち1788点は国の重要有形文化財。菊池館長は「石鳥谷は南部杜氏の里と言われ、かつて岩手の酒造りをリードしていた地域。時代とともに種々の道具や資料も失われつつあるが、今展で『酒の町』を見直していただけたら」と狙いを語る。

 期間中無休。開館は午前8時30分~午後4時30分。入館料は一般250円。問い合わせは同館=0198(45)4513=まで。

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