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模擬投票で意識高揚 岩手大啓発授業 仕組み、意義に理解

架空の候補者の演説を聞き模擬投票をする岩手大の学生

 7月4日公示、21日投開票の参院選に向け、若者の投票意識の高揚を図ろうと、盛岡市の岩手大教育学部で27日、市選管の選挙啓発授業が行われた。1年生約170人が講義や模擬投票などを通じて、選挙の仕組みや投票参加の意義に理解を深めた。

 今年は参院選と統一地方選が重なり、同市では7月の参院選、8月の市長選・市議選、9月の知事選・県議選と多くの選挙が執行される。2016年に選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて以降、市選管では若い世代の政治意識の向上を図ろうと、同大と協力して学生向けの啓発授業を行っている。

 学生は同学部の菊地洋准教授、市選管事務局の木村学主査を講師に、主権者としての権利行使に理解を深めた上で、投票率の現状や選挙に係る人員や費用、選挙の種類、選挙権と被選挙権、投票の流れ、投票の仕方を学習。架空の選挙を想定した立候補者の演説を基に投票するまでの流れを体験した。

 菊地准教授は「教師を目指す皆さんには一票を投票することがどういうことかを考え、伝えていかなければならない」と強調。木村主査は「投票は堅苦しい、ハードルが高いと思われがちだが、そんなことはない。ぜひ足を運んでほしい」と話し、投票や政治に関心を持つよう促した。

 受講した藤原紬さん(19)は「地元の市議選で投票したことがある。投票の手続きは簡単だが、(候補者から)誰を選ぶかは難しい」と話し、参院選に向け改めて一票の重みを感じ取っていた。

 同市の17年衆院選小選挙区の投票率は全体で56・55%。年代別では18歳が55・69%と比較的高いが、30~39歳が47・11%、20~29歳が36・51%、19歳が34・33%と低年齢になるにつれ投票率は低くなっている。

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