キャッシュレス決済、特徴学ぶ 導入備えセミナー【奥州】
奥州商工会議所の「キャッシュレスセミナー」は2日、奥州市水沢東町の水沢サンパレスホテルで開かれ、約30人の参加者が多様化するキャッシュレス決済の特徴などに理解を深めた。
同セミナーは、消費税軽減税率対策相談窓口等事業として開催。講師の大谷更生総合研究所合同会社代表社員が「キャッシュレス決済導入に備える3つのポイント」をテーマに語った。
講座では、キャッシュレスについて「物理的な現金を使用しなくても活動できる状態」とし、消費者への還元や決済端末の導入補助といった国の支援策、世界の動向などを説明。中国や韓国に比べて日本でキャッシュレスが普及していない背景として、治安の良さ、現金への高い信頼などを挙げた。
「ペイペイ」「LINEペイ」「オリガミペイ」「楽天ペイ」「d払い」といった主要なQRコードサービスの消費者側、事業者側のメリット、デメリットを解説した。
大谷さんは「初めてキャッシュレスを導入するならノーリスクで導入できることがポイントになる。顧客の反応を見るために導入してみて売れなくても、売れてもお金がかからない方法が良い」と、初期費用や手数料などを比較して検討するよう勧めていた。