現新3人立候補 与野党対決スタート 参院選いわて
第25回参院選は4日公示され、21日の投開票に向けた17日間の選挙戦がスタートした。岩手選挙区(改選数1)には、野党統一候補で無所属新人の横沢高徳氏(47)=立憲民主党、国民民主党、共産党、社民党推薦=、自民党現職の平野達男氏(65)=公明党推薦=、政治団体「NHKから国民を守る党」新人の梶谷秀一氏(53)が立候補した。与野党対決を軸に、消費増税や憲法改正の是非などを主要な争点にした舌戦が始まった。
県選管で届け出を済ませた後、横沢、平野両候補は、ともに盛岡市大通で第一声を行った。
横沢陣営は、国民民主党の小沢一郎総合選対本部長相談役や泉健太政調会長をはじめ、立憲民主党県連の高橋重幸代表、共産党県委員会の菅原則勝委員長、社民党県連合の小西和子代表らがマイクを握った。
平野陣営は、大井誠治総括責任者をはじめ、千葉伝選対本部長、鈴木俊一五輪担当相、公明党県本部の小林正信青年局長が応援演説を行った。本県選出の高橋比奈子、藤原崇両衆院議員も駆け付けた。
梶谷候補は、県選管で届け出を済ませた後、第一声は行わず報道陣の取材に応じた。県内で選挙活動は行わず、インターネット動画を中心に主張を展開する。
10月に予定される消費税率10%への引き上げの是非や、老後に公的年金以外に2000万円の蓄えが必要とされた問題、憲法改正論議への姿勢などが争点となる。
県選管によると、在外も含めた選挙人名簿登録者数は4日現在、107万551人(男51万902人、女55万9649人)。