一関・平泉

復興願うハーモニー 中尊寺レクイエムコンサート【平泉】

本堂で奏でるハーモニーが聴衆を魅了した「中尊寺レクイエムコンサート ウィーンフィルの奏で」
ウィーン・フィル元メンバーら5人 本堂で4曲演奏

 東北復興祈念チャリティー「中尊寺レクイエムコンサート ウィーンフィルの奏で」(平泉・一関国際音楽祭実行委員会主催、岩手日日新聞社など後援)は4日、平泉町の中尊寺で開かれた。ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の元メンバーら5人が東日本大震災犠牲者の鎮魂と早期復興を願い、美しい音色で聴衆を魅了した。

 震災を機に2011年から開催。日本とオーストリアの友好150周年を記念した今回はペーター・シュミードルさん(元ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団首席ソロクラリネット奏者)、ペーター・ヴェヒターさん(元同楽団首席第二バイオリン奏者)、三又治彦さん(NHK交響楽団バイオリン奏者)、シンシア・リャオさん(ウィーン室内管弦楽団首席ヴィオラ奏者)、ヨナーシュ・クレイチーさん(同楽団首席チェロ奏者)の5人が出演した。

 フーベルト・ハイッス駐日オーストリア大使が「令和がハーモニーの意味を持つように、両国が今後も美しいハーモニーを奏でていくことを望む」とあいさつ後、カザルスの「鳥の歌」でステージが開幕。同大震災をはじめとする災害犠牲者の鎮魂を願い全員で黙祷(もくとう)後、モーツァルトの「クラリネット協奏曲 イ長調 K.622」、シューベルトの「弦楽四重奏曲 Nо.14 二短調D-810『死と乙女』」、ドヴォルザークの「弦楽四重奏曲 第12番『アメリカ』」の計4曲を奏でた。

 雨のため白山神社能舞台から会場を移した本堂には県内外から約300人の聴衆が訪れ、弦楽器とクラリネットの供宴を堪能。自身もバイオリンを学ぶ丹治成美さん(宮城・常盤木学園高3年)は「素晴らしい演奏を聴けただけでなく、バイオリンの指の使い方を間近で見ることができて勉強になった」と語った。

 益金の一部は被災者の支援に役立てられる。

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