奥州・金ケ崎

守備・打撃 連係確認 岩手SAKURAきょうまで合宿 全国控え初の全員練習【金ケ崎】

ガールズトーナメントに向け金ケ崎町で合宿している岩手SAKURAのメンバー

 NPBガールズトーナメントに3年連続で出場する本県選抜チーム「岩手SAKURA」は、20、21の両日、金ケ崎町永沢下舘の県南青少年の家で合宿を行っている。県南や沿岸などから集まった選手11人は、16強入りした前回を超えようと練習試合やノックなどに積極的に臨んでいる。

 岩手SAKURAは、県内から選抜された選手で構成する女子学童野球チーム。今回は、長身エースの畠山希望さん=岩泉小6年、龍泉洞Jスターズ=を主将に、奥州、釜石、花巻、大槌、盛岡、北上の7市町の3~6年生が選抜された。

 毎週日曜日に練習をしているものの、所属チームの練習や試合の関係で全員が集まれず、今回の合宿で初めて全員が顔をそろえた。初日午後には、チームの一員の熊谷倫さん=常盤小6年=、佐々木琉羽さん=同=が所属する奥州市の常盤スポ少との練習試合が組まれ、及川寛明監督(44)らコーチングスタッフが2週間を切った本番に向けて守備や打撃などの連係プレー、選手の状態を確認した。

 及川監督は「4人の投手、3人の捕手がいるのが強みの一つ。内野を固めて失点しないようにしたい。打撃でも良い選手がいるので、打線をつないで得点を重ねたいところ。大会は一戦一戦大切に戦う」と語る。

 練習試合では「相手チームのバッテリーもSAKURAのメンバーにしてもらった。4人の投手と3人の捕手を見て、それぞれの良さが確認できた」とし、「今後はノックや守備の練習をしてチームワークを固めていきたい」と話している。

 畠山主将は「全国では点を与えずに打って勝ちたい」という。「チームを引っ張っていけるよう積極的に頑張りたい。合宿ではどんなポジションもこなせるようになりたいのと、球のスピードを上げられるようにしたい」と抱負を語っている。

 また、鎌田帆乃果さん=飯岡小6年、飯岡タイガース=は「3年生の後半から野球を始めた。一番得意なのはピッチャーでコントロールが良いと思う。チームは明るくて面白い。全国大会では今までの経験を生かして楽しく頑張りたい」と話している。

 同大会は、8月2日に愛媛県で開幕。開催地、NPB推薦を加えた40都道府県代表の42チームが出場する。岩手SAKURAの初日は、競技第2日の来月4日午前9時から愛媛県西予市営宇和球場で、「和歌山ハーモニーズ」―「AWA―MUSUME BBS Jr.」の勝者と対戦する。

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