花巻

新食感で新たな名産に 粕漬そうめんかぼちゃ 農家と企業が共同開発【花巻】

新商品をPRする川村隊長(右)と箱﨑社長(中央)、同隊の昆真喜子さん

 花巻市の農家グループ・いわて花巻UMEEGU(うめぇぐ)隊(川村姫子隊長)と同市湯口のハコショウ食品工業(箱﨑陽介代表取締役社長)によって共同開発された新商品「粕漬(かすづけ)そうめんかぼちゃ」が、一風変わった食感と独特の味わいで話題を集めている。ソウメンカボチャはさほど知られていない食材ながら旬は夏で、粕漬けとの相性が抜群。川村隊長(51)は「花巻産の食材が地元業者さんのおかげで最高の物になった。ちょっと珍しい“シャキホロ”の食感を楽しんでほしい」とPRしている。

 ソウメンカボチャはキンシウリの別名とされ、実の中身がそうめんのように糸状にほぐれる特徴を持つ。比較的寒さにも強く、東北地方でも栽培されている。独特の歯応えを生かし、鍋料理に用いる人もいるという。

 多くは酢の物やサラダに利用される素材で、中華ドレッシングなどと合わせても個性が引き立つ。このため川村隊長は「あまり出回っていない食材だが、食感などはちょっと変わっていて面白い。おいしく加工するのが難しいから広がっていないだけではないか」と考え、みそ漬けや粕漬け生産にノウハウを持つ地元の老舗に協力を打診した。

 箱﨑社長(41)は、この依頼に「みそ漬けを最初に試作したのだが、その時点でうまくいきそうな予感があった。独特の個性でしかも花巻で収穫できる。この素材の良さを発信することで新たな価値が生まれ、花巻の名産にもなり得るのではないか」と快諾。川村隊長らと試食、改良、打ち合わせを重ねて商品化にこぎ着けた。

 地元消費者だけでなく観光客にもアピールできるとみた箱﨑社長は、同社が展開するセット商品「賢治のトランク」に採用。既に同市のJA直売所「母ちゃんハウスだぁすこ」で夏季限定販売をスタートさせているほか、バラ売り商品も準備しているという。

 価格は、1包50グラム入りの「粕漬そうめんかぼちゃ」など4商品をパッケージングした「賢治のトランク」が1080円(税込み)。個装品は1包300円。問い合わせは同隊=090(5596)9653=まで。

▲新商品「粕漬そうめんかぼちゃ」

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