奥州・金ケ崎

完熟の実根こそぎ盗難 ブルーベリー狩り園・みどりの郷 開園、来月に延期【金ケ崎】

開園目前で実の盗難被害に遭ったみどりの郷「ブルーベリー狩り園」。未熟な物は残され、完熟した実のみが根こそぎ盗まれたという

 金ケ崎町永栄上宿のみどりの郷で、新たに開園予定だった「ブルーベリー狩り園」の完熟したブルーベリーの実が根こそぎ盗まれる被害に遭っていたことが分かった。施設を運営するみどりの郷(佐々木司代表取締役)では、きょう26日に予定していた開園を延期。8月上旬からの実施を目指し、準備を進める。

 同園は敷地内のホテル周辺の農地3カ所に20種類、約1000本の樹木を移植。その果実でブルーベリー狩りを楽しんでもらう計画だった。

 同社によると、被害に遭ったのは22日夜から23日朝までの間とみられ、完熟した実約300~400キロ(販売価格90万~120万円)が盗まれていた。現場の樹木では未熟な物が残され、完熟した実のみ盗られている状況という。

 同社では奥州署に被害届を出した一方、保育園児などを招待して予定していた26日の開園の延期を決定。残った実の成長や各種対策の検討などを図った上で、8月10日ごろからの開園を目指したい考えだ。

 同社が25日に出したリリースでは「楽しみにしておられた園児の気持ちや社員の労苦を無にする行為に心を痛めている。これにめげず、引き続き、金ケ崎や県南地域から来園いただけるよう、農業と観光事業により、多くの方に笑顔になっていただきたく、事業を推進する」としている。

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