花巻

甲子園へ高まる気合 花巻東練習再開

夏の甲子園出場を前に練習に励む花巻東ナイン=同校グラウンド

 第101回全国高校野球選手権大会岩手大会を制した花巻東ナインは、2年連続10度目となる夏の甲子園出場に向け、花巻市松園町の同校グラウンドで練習に励み、全国制覇へ気持ちを新たにしている。

 練習は27日に再開。28日は最高気温が30度を超える中、主力メンバーらがシートノックで内外野の連係などを確認した。フリー打撃では鋭いスイングで快音をグラウンドに響かせるなど、攻守に磨きを掛けた。

 決勝で先発した中森至投手(3年)は「県大会で優勝した次の日には、チーム全員が甲子園で勝つことに気持ちを切り替えていた」と引き締まった表情。自身として春夏合わせて3度目となる甲子園については「去年は先輩たちの力が大きかった。今度は自分たちが花巻東らしい、はつらつとした野球を甲子園でも見せたい」と意気込んだ。

 中村勇真主将(3年)は「岩手大会で厳しい戦いを勝ち抜いてきたことで、常に前向きなプレーができる良いチームに仕上がってきている」と手応えを感じつつ、「こちらにいる時間を有効に使い、自分たちのパフォーマンスを高めたい」と汗を流していた。

 本大会は8月6日に兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開幕する。チームは31日に空路で現地入りする予定で、抽選会は同3日に行われる。

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