一関・平泉

網目、肌色も完璧 平泉 収穫待つ黄金メロン

8月1日の糖度検査を間近に控え、収穫する黄金メロンの出来栄えを確認する高橋さん

 平泉町の特産「黄金メロン」が今年も収穫時期を迎えた。町内にある栽培農家のビニールハウス内では、収穫を間近に控えたメロンが網目も美しい白肌の果実を付け、出荷に向けた最終チェックとなる8月1日の糖度検査を待つだけとなっている。

 黄金メロンは平泉を代表する特産物として1996年から栽培されている高品質のメロンで、ビニールハウスの立ち作り栽培により1株に1玉だけ実らせることで糖度を高めた味が特徴。23年目の今年は黄金メロン研究会に所属する7人が栽培に取り組んでいる。

 このうち同研究会会長の高橋正洋さん(61)=同町平泉字花立=方では、6月初旬に受粉させたメロンが2カ月で重さ約1・3キロ前後に成長。表面の白く美しい網目が日焼けしないように1玉ずつ新聞紙で袋掛けされ、29日は収穫を前に形や色の出来栄えなどを確認する作業が行われた。

 来月1日の検査は糖度を調べるもので、一般のメロンが糖度12~14度なのに比べて黄金メロンは14度以上が絶対条件。高橋さんは「以前には14度を下回ったため出荷できない年もあった。今年は天候不順の上に最近になって暑い日が続いているので、温度管理などに気を付けながら品質の良いメロンを提供していきたい」と語っている。

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