走力向上へ合同練習 流経大柏高駅伝部 室根中生に指導【一関】
一関市室根町で夏季合宿中の流通経済大付属柏高校(千葉県柏市)駅伝部と室根中学校特設駅伝部の合同練習が30日、同中グラウンドで行われた。高校生が中学生を指導し、共に実力向上を図った。
同日は高校生30人、中学生22人が参加。4、5人ずつのグループをつくり、高校生が各種トレーニングやストレッチのやり方を中学生に教えたほか、一緒にグラウンドを走って爽やかな汗を流した。
合同練習は8月1日にも実施し、同中周辺のランニングコースを走る予定。特設駅伝部の芳賀聖也主将(3年)は「高校生から練習の姿勢を学ぶことができた。8月の地区駅伝では、昨年が2位だったので、今年は1位で県大会出場を目指したい」と意気込みを述べていた。
同高の夏季室根合宿は、顧問を務める菅原和幸教諭が一関市藤沢町出身という縁で1999年から始まり、21年目となる今年は28日から8月12日までを予定している。菅原教諭は「温かみのある地域に毎年迎えてもらっている。起伏に富んだ地形は練習にはもってこいで、人との関わりの中で引き出す力を身に付けてほしい」と期待を込めていた。