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妖怪 どう理解 盛岡・歴史文化館企画展 江戸時代の古文書など紹介

カッパや超常現象にまつわる資料を展示しているもりおか歴史文化館企画展「あやしきものども」

 盛岡市内丸のもりおか歴史文化館で、企画展「あやしきものども~江戸の奇譚(きたん)・怪談」が開かれている。妖怪や超常現象を取り上げている江戸時代の古文書、絵巻などを展示し、当時の人々がどのような思いでそれらに向き合っていたのかを伝えている。9月16日まで。

 盛岡南部家に伝わる古文書や絵図を中心に計81点を展示。古文書では、南部家の家督相続争いに敗れた兄が疱瘡(ほうそう)神となり、弟の嫡男に復讐(ふくしゅう)する逸話や、角を生やした馬を盛岡で飼育したことなど、世にも不思議なエピソードが記録されている。

 「遠野物語」などで有名な妖怪・カッパに関する資料も紹介。旧盛岡藩主南部家に伝来する「水虎之図(すいこのず)」は、カッパ(水虎)のさまざまな姿を描いた絵巻。全国各地の目撃情報をはじめ、その容貌や生態、撃退方法まで事細かに記されており、当時の研究者の情熱がうかがえる。

 このほか、陸奥八戸藩9代藩主南部信順(1814~72年)のコレクションとして、人魚の牙とされる品や動物の体内から出てきたとされる不思議な玉を展示し、来館者の注目を集めている。

 開館時間は午前9時~午後7時。毎月第3火曜日(祝日の場合は翌日)は休み。同館の小西治子学芸員は「怪しいものについて、何とか理解しようと奮闘した当時の学者たちの思いに触れてほしい」と話している。

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