花巻

古里の川で水生生物調査 花南わんぱく学童クラブ【花巻】

水生生物を通して古里の自然を学ぶ「花南わんぱく学童クラブ」の子供たち

 花南わんぱく学童クラブ(花巻市諏訪町)の利用者が身近な自然を学ぶ「水生生物調査」は7月31日、同市を流れる豊沢川沿いで実施された。子供たちが古里の川に暮らす生き物たちの姿を通し、自然や環境保全の大切さを学んだ。

 同クラブが2018年度から取り組んでいる水辺学習で、講師は市環境マイスターの佐藤寛治さん。児童26人が参加し、豊沢川に架かる同市中根子の道地橋付近で観察した。

 子供たちは川の石をひっくり返したり、流れの緩やかな場所で網を使ったりして魚や虫などを捕獲。佐藤さんのアドバイスを受けつつ、一生懸命に生き物を追っていた。

 同日は最高気温が30度を超える暑さとなったが、子供たちはお構いなし。ヘビトンボやトビゲラを見つけたという菊池玲伊君(9)は「見たことがない生き物もいた。大きな石のグラグラしたところがネバネバしていて、細かい生き物がいっぱいいた」と目を輝かせ、箱崎世有君(8)は「石の裏にたくさん見つけた。少し気持ち悪いのもいたけれど、人間になついているような生き物もいた」と話し、夏休みの貴重な学習機会となった様子だった。

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