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最高賞に小笠原さん(北上)ら 国際俳句大会 当日投句 「盛岡」テーマ

第1回盛岡国際俳句大会表彰式で講評する選者ら
▲小笠原文保さん

 盛岡市制施行130年を記念した第1回盛岡国際俳句大会(実行委主催)は4日、盛岡市のいわて県民情報交流センター(アイーナ)で開かれ、当日投句日本語部門の最高賞には北上市上江釣子、農業小笠原文保さん(74)の「炎帝を押し退けさんさ入場す」が輝くなど、大会賞計3点が選ばれた。

 大会には市内をはじめ各地から約480人が来場。事前投句の雑詠には日本語部門4967句、英語部門894句の計5861句、「盛岡にちなんだ夏の句」をテーマにした当日投句(日本語部門)には県内を中心に178人から346句が寄せられた。

 大会賞には、当日投句日本語部門の小笠原さんをはじめ、事前投句日本語部門で三浦百合子さん(盛岡市)の「山ざくら発電あとの水真青」、同英語部門でチェン・オウ・リウさん(カナダ)の「light of dawn a tai chi master pushes the silence(夜明けの薄明り太極拳の先生が沈黙押し返す)」が選ばれた。

 当日投句大会賞の小笠原さんは、JR盛岡駅前の広場で次々と繰り広げられる各地区の伝統さんさ踊りの暑さを押しのけるような活気を詠んだ。「これまでも各地の大会に参加しているが、大会で最高賞を受賞するのは初めて。夢のような気持ち」と受賞を喜んだ。

 大会は、海外でも人気の三行詩「HAIKU」を取り入れた俳句を通じて盛岡の多様な魅力を再発見し、国内外に発信しようと初めて開催。3日には吟行イベントが行われたほか、4日にはテレビ番組などで活躍する俳人夏井いつきさんのトークショー、カナダの俳句協会「HaikuCanada」元会長のテリー・アン・カーターさんの講演も行われた。2020年度も時期は未定だが開催する。

 小笠原さんを除く県南関係の主な入賞句は次の通り。(敬称略)

 【当日投句】

 ◇入選▽夏井いつき選=「啄木の声あり夏の路地曲がる」鎌倉道彦(奥州市)「灼熱の鬼の手形に触りけり」小野寺昭次(同)▽白濱一羊選=「炎帝を押し退けさんさ入場す」小笠原文保(北上市)▽小畑柚流選=「中津川鮎釣る人へ遠会釈」佐藤嘉子(金ケ崎町)▽名久井清流選=「啄木の声あり夏の路地曲がる」鎌倉道彦(奥州市)

 【事前投句】

 ◇特選▽白濱一羊選=「九月透きとほりて馬になりたくて」高橋瞳(奥州市)

 ◇秀逸▽夏井いつき選=「理科室の水槽磨く桜どき」川村庸子(北上市)「夕立去りピアノ椅子からはがす腿」佐藤里香(奥州市)▽高野ムツオ選=「雲呼んでぐらりぐらりと秋田蕗」橘千代子(北上市)▽白濱一羊選=「ずる休みの続きのやうな春休み」大平春子(花巻市)▽小原啄葉選=「大足の家系に生まれ芋植うる」阿部靖(奥州市)「万愚節ラップの端の見つからず」大平春子(花巻市)▽小菅白藤選=「盛岡冷麺どこをどう噛む四月馬鹿」伊藤剛(西和賀町)

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