北上・西和賀

灯籠と音、光の競演 みちのく芸能まつり閉幕・北上

北上・みちのく芸能まつりを締めくくった「トロッコ流しと花火の夕べ」

 第58回北上・みちのく芸能まつりは最終日の4日夜、北上市中心部の北上川河畔で恒例の「トロッコ流しと花火の夕べ」が行われた。来場者は川を流れるトロッコ(灯籠)と花火の競演を楽しみ、令和最初の芸能まつりは幕を閉じた。

 同日は、午前に詩歌の森公園と諏訪神社で民俗芸能公演が行われ、神楽団体や高校生らがそれぞれ演舞を披露。午後は市文化交流センターさくらホールで市内鬼剣舞団体による「鬼剣舞全演目公演」があり、迫力の舞で来場者を魅了した。

 「花火の夕べ」は開始直前に緊急地震速報が出されたが異常はなく、無事スタートした。テーマは「令和~新しい時代を迎えて~」。新元号の下で輝かしい未来へ願いを込め、大スターマインや連続花火が夜空を鮮やかに彩り、市民のさまざま思いや感謝の気持ちが込められたプライベート花火も打ち上げられた。

 一方、川辺では舟運物故者の慰霊へ約370年の歴史のある灯籠流しが行われた。静かに流れる灯籠が川面を照らし、夜空に映える花火とマッチした。

 2020年の東京五輪をテーマとした花火もあり、来場者は夜空の音と光をじっくりと堪能。最後は「滝仕掛け」「スーパーワイド100連発」「大玉一斉打ち揚げ」などで華々しくフィナーレを飾った。

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