奥州・金ケ崎

電波天文学に関心 Z星研究調査隊 高校生が観測、解析【奥州】

電波望遠鏡を使って水メーザーの探査に取り組む高校生

 「第13回Z星研究調査隊~第16回サイエンスメイト~」は6日、奥州市水沢の国立天文台水沢VLBI観測所で始まった。県内外の高校生が同観測所の電波望遠鏡を使用し、特定の恒星が出す電波・水メーザーの観測に挑戦。電波天文学を本格的に体験している。成果は最終日の8日に発表する。

 最新鋭の電波望遠鏡での観測を通し、自然科学への興味を高めてもらおうと開催している。2019年度県高校文化連盟自然科学専門部高校生セミナーサポート事業で、同専門部と同観測所、NPO法人イーハトーブ宇宙実践センターが主催。今年は県内4校と福島県の1校から1~3年生10人が参加した。

 探査する水メーザーは、水分子が出す強い電波。天の川銀河にある水メーザー天体や生まれようとしている星、一生を終えようとしているミラ型変光星が発することがある。初日に生徒は電波天文学や観測などについて講義を受け、2班に分かれて電波望遠鏡を操作する観測棟で観測に取り掛かった。

 このうちミラ型変光星を追う班は、協議して既に存在が確認されている星から観測対象を選出。アンテナが電波を感知し、データが出力されるのを見守った。

 水メーザーが観測されると天体までの正確な距離の把握につながり、天の川銀河の“地図作り”にも役立つといい、プログラムは体験にとどまらない内容。初参加の榊朋香さん(水沢高2年)は「もともと天体が好きで、先生の勧めもあり参加した。発表では難しい質問もあるというので緊張しているが、めったに使用できない電波望遠鏡を使う機会になる」と話し、探査に意欲を見せていた。

 両班は観測を続けながらデータの解析、整理をし、発表を迎える。

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