県内外

花巻東VS鳴門 いざ初戦 監督対談 全国高校野球選手権大会

健闘を誓い握手を交わす佐々木洋監督(右)と森脇稔監督

 【甲子園取材班】第101回全国高校野球選手権大会第4日(9日)の第1試合で対戦する本県代表の花巻東の佐々木洋監督と、鳴門(徳島)の森脇稔監督が甲子園球場で対談し、互いの印象や意気込みなどを語った。

前半を最少失点で 花巻東・佐々木監督
最後まで諦めずに 鳴門・森脇監督

 -相手の印象は。

 佐々木 以前対戦して打力がすごいという印象。選手としては西野投手。レベルも上がってきている。

 森脇 歴史は浅いが伝統校のイメージ。西舘君、中森君を中心とした投手陣で失点が少なくまとまったチーム。

 -6年前も準々決勝で対戦していることについて。

 佐々木 国体ではワンサイドで打たれて負けている。去年1回戦で負けて早く帰っているので、初戦頑張りたい。

 森脇 甲子園はなかなか出られないので、2回もやらせていただき光栄。前回は負けたので、今度は勝ちたい。

 -キーマンとなる選手は。

 佐々木 中軸の左3人。中村は調子が上がってきているし、左を苦にしていない田村、水谷は父が徳島出身なので頑張ってくれるはず。

 森脇 やはり西野。失点を少なくしないと勝機はない。攻撃力があまりないので、少ないチャンスを生かしたい。

 -理想の試合展開は。

 佐々木 後半でゲームを動かすことができるチームなので、何とか前半を最少失点で抑えたい。

 森脇 序盤からしっかりゲームをつくる。食らい付いていかないと勝機はないので、最後まで諦めず戦いたい。

 -初戦に向けての意気込み。

 佐々木 県大会も初戦の左投手で苦しんだ。その反省を生かして試合に臨みたい。

 森脇 まずは1勝したい。そこから一戦一戦勝ち上がっていきたい。


 花巻東・佐々木 洋監督(ささき・ひろし)黒沢尻北高、国士舘大卒。横浜隼人(神奈川)でコーチを務めた後、2001年に花巻東の監督に就任。05年夏に甲子園初出場、09年の選抜大会では県勢初の準優勝、夏は2度の4強入りを果たした。北上市出身。44歳。

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 鳴門・森脇 稔監督(もりわき・みのる)鳴門高、法政大卒。1985~95に鳴門の監督を務め、2007年に復帰。10年夏に甲子園初出場し、昨年までに春2回、夏7回甲子園に導いた。12年春と13、16年夏には8強入りした。徳島県鳴門市出身。58歳。

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