奥州・金ケ崎

元学長の功績を理解 拓殖大サッカー部 後藤新平記念館訪問【奥州】

釜石市での支援活動後に後藤新平記念館を訪ねた拓殖大サッカー部の学生ら

 拓殖大サッカー部の部員らが7日、奥州市水沢大手町の後藤新平記念館を訪ね、第3代学長後藤新平について学んだ。

 同大は東日本大震災後に釜石市を訪ね、目抜き通りでの花の植栽や中高生へのサッカー指導、祭りへの参加を行い、復興を側面から支援している。活動に合わせて同記念館を訪ねている。

 同部の有志9人と松永和久学生部長ら関係者は、4、5の両日に高校生を対象にしたサッカー教室を開き、6日に鵜住居復興スタジアムで草取りや清掃の奉仕活動を行い東京へ戻る途中で奥州市に立ち寄った。

 同記念館では、髙橋力前館長が案内役を務め、展示資料を基に生い立ちから亡くなるまでに挙げた数々の功績を解説。同大など大学創立やボーイスカウト創設などに携わり、後進の教育充実にも努めた人物像を語った。

 同部の藤代孝一さん(21)=政経学部3年、千葉県出身=は「被災地の人たちと触れ合う良い機会となった。後藤新平は人のために自分を犠牲にしていて尊敬できる人物だと思った。当たり前のことがきちんとできる人間になりたいと思う」と話していた。

 同大では、10日からチアリーディング部と吹奏楽部が釜石市を訪ね、「唐丹ゆめあかり」(11日)に参加するという。

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