一関・平泉

“平泉”もっと知ろう ときめき世界遺産塾開講 初回は毛越寺で座禅

毛越寺常行堂で座禅に臨むときめき世界遺産塾の参加者

 一関、奥州地域の児童・生徒が平泉の文化遺産や世界遺産について学ぶ「ときめき世界遺産塾」(実行委主催、岩手日日新聞社など後援)の2019年度講座は8日、平泉町内で開講した。4市町から20人が受講を申し込み、11月までの期間中、世界遺産構成資産の見学や奥の細道を巡るバスツアー、平安時代のお菓子作り体験など6回の講座が予定されている。

 第1回講座となる「平泉の歴史探訪~中尊寺・毛越寺で楽しもう」には12人が参加。平泉文化遺産センターでの開講行事と平泉早わかり授業に続き、世界遺産の構成資産となる両寺を訪れた。

 このうち毛越寺では浄土庭園を散策しながら大泉が池の周囲にある築山や遣水(やりみず)、金堂跡などを見学後、境内にある常行堂で座禅に臨んだ。

 同寺僧侶の寺崎法俊さんから座禅の意味や手足の組み方などを教わった参加者は、約30分間の座禅に挑戦。肩に禅杖(ぜんじょう)を受けると体を起こして手を合わせ、心を静かに整えた。

 座禅は初めてという奥州市立岩谷堂小5年の及川有美さん(10)は「暑さで半分の時間になったので何とか続けることができた。禅杖はちょっと痛かった」と語った。

 同塾は将来にわたり世界遺産を保護・活用する児童生徒のリーダー育成を狙いに02年度から実施。次回は24、25の両日、「おくのほそ道バスツアー~松尾芭蕉に会いに行こう」が行われる。

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