「スイカ」利用可能 新花巻駅有料駐車場 精算、出庫迅速に
花巻市のJR新花巻駅の東西にある有料駐車場で、駐車料金の支払いに交通系電子マネーの「Suica(スイカ)」が利用可能になった。駐車場を管理する市では、対応の支払い機3台を整備し、スピーディーな精算が可能な電子マネー決算の利用を市内外に周知している。
利用できるのは、東駐車場(281台)、西駐車場第1(297台)、同第2(76台)の有料3カ所。スイカのカード、携帯端末(モバイル)両タイプが利用できるほか、「PASMO(パスモ)」など交通系ICカードも支払いに使える。
有料駐車場の出口にある専用機器にカードをタッチすることで、入金残高から駐車料金を自動精算する。キャッシュレス決済により小銭が不要になるほか、両替などのタイムロスがなくなり、スピーディーな精算・出庫が見込まれる。従来通りの現金精算もできる。
市は昨年、駐車場利用者を対象にアンケートを実施したところ、スイカの利用希望が多かったのを受け、2019年度に全国的なキャッシュレス決済導入の流れを受けて、専用機器の整備を決定。
カードタイプは市内ではJR花巻駅の売店で購入でき、同駅と新花巻駅の売店やコンビニエンスストアでカードに入金できる。市都市政策課は「都市部で一般的なモバイルスイカの決済を利用可能にすることで利用者の便宜を図りたい。引き続き駐車場を利用していただきたい」としている。