一関・平泉

園内包む 甘い香り 一関市内 ブドウ収穫始まる【いわて瞬感】

あこおぎ葡萄園で始まったブドウの収穫作業。直売所わきの棚では超巨大粒の藤稔がたわわに実り出荷を待つ=一関市赤荻

 一関地方ではお盆明け後に猛暑日を記録するなど厳しい残暑が続いているが、一関市内では秋を代表する味覚のブドウの収穫が始まり、園内は棚を覆うようにたわわに実ったブドウの甘い香りに包まれている。

 同市赤荻と厳美町にある約1・6ヘクタールの農園で10種類のブドウを栽培する「あこおぎ葡萄(ぶどう)園」では、17日からわせ品種「アーリースチューベン」の収穫作業がスタート。収穫したブドウは東北自動車道一関インターチェンジ近くの国道342号沿いに開設した直売所で販売しており、午前5時から収穫したブドウが店頭に並ぶと、早速訪れた常連客やお盆を故郷で過ごした帰省客らが買い求めていた。

 園内では今後、超巨大粒で種なしの「藤稔(ふじみのり)」や、小粒なデラウエアを大きく改良した「キングデラ」などの収穫も始まる予定。園主の千葉哲男さん(71)は「今シーズンは梅雨時の低温が心配されたが、7月末からの暑さの影響で生育を挽回し、例年以上の出来」と太鼓判を押す。

 同園直売所は10月まで営業。時間は午前9時~午後6時で火曜定休。

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