特産ワイン「二重奏」 エーデル×くずまき 醸造所が連携、発売へ【岩手】
花巻市大迫町のエーデルワインと葛巻町の岩手くずまきワインは、9月1日にコラボ商品「いわて二重奏」を発売する。地場産のキャンベルとヤマブドウを使用し、辛口の「赤」、やや甘口の「ロゼ」の2種類を生産。岩手の二大ワイナリーが初めてタッグを組んだ特産ワインとして、広くPRしていく。
両ワイナリーのコラボは、産地間で連携することでワイン業界や農林業、地域の活性化につなげようと、岩手くずまきワインがエーデルワインに働き掛けて実現。花巻産キャンベルと、葛巻産ヤマブドウを使用し、「赤」はエーデルワイン、「ロゼ」はくずまきワインがそれぞれブレンド比率を変えて仕込んだ。
「赤」はスパイシーな香りで、程よい渋みと豊かな酸味が特徴。アルコール度数は12%。「ロゼ」はやや甘口で、アルコール度数は11%。女性を中心に誰もが飲みやすい味わいとなっている。
容量は1本720ミリリットル。希望小売価格は1620円(税込み)。それぞれ約1500本限定で、県内のスーパーなどを中心に販売する。
岩手くずまきワイン代表取締役社長の鈴木重男町長は「誰でも買いやすく、飲みやすいワインとなるよう心掛けた」と太鼓判を押し、エーデルワインの藤館昌弘代表取締役社長は「両社がアイデアを駆使して醸した商品。消費者とハーモニーを奏で、岩手の皆さんに愛されるワインとなってほしい」と期待を込めた。