一関・平泉

大籠キリシタン史跡保存会 川底さらい砂鉄採集 たたら製鉄再現へ県境連携【一関】

「たたら製鉄」再現へ向け、砂鉄採りに熱中する児童

 一関市藤沢町の大籠キリシタン史跡保存会(畠山一也会長)は24日、「たたら製鉄」を再現する事業の一環として、同市大東町の砂鉄川で砂鉄を採集した。3年目になる事業で、キリシタン史跡を生かした観光振興へ向けて県境連携を進めている宮城県登米市の関係者も参加。老若男女約20人が一日がかりで川底をさらい、10月にも行われる製鉄を楽しみにした。

 隠れキリシタン殉教の地である一関市藤沢町の大籠地区は、江戸時代に同キリシタンらを労働力とした製鉄が盛んだったことでも知られ、同保存会が2017年から当時の「たたら製鉄」を再現する事業に取り組み、次世代へ伝承しながら地域おこしを図っている。

 砂鉄採りは例年通り砂鉄川源流近くで実施。片手で持てる磁石付きの便利な道具を使って川底をさらい、バケツいっぱいに砂鉄を集めた。同級生や弟、妹と一緒に参加した黄海小学校4年の千葉紗綺さん(9)は「砂鉄を採るのは初めて。思ったよりもたくさん採れて驚いている」と熱中していた。

 また、県境連携による観光振興へ向け、大籠地区に先駆けて4月にボランティアによる観光ガイドの会を結成した登米市東和町米川からも女性2人が参加。このうち鈴木景子さんは「今後もっと参加者を増やし、交流を深めていきたい」とした。

 大籠と米川は互いにキリシタン史跡を観光資源としていることから、同保存会でも同様にガイドの会を結成して連携を図っていく考え。畠山会長は「昨年は約7キロの製鉄に成功し、事業も軌道に乗ってきた。今年は米川の皆さんも交えて盛り上がりたい」と抱負を話した。

 採集した砂鉄は乾燥させて不純物を取り除いた後、10月にも大籠キリシタン殉教公園西側に造った炉に投入する。

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