一関・平泉

参加、体験 楽しみいろいろ いちのせき市民フェスタ 初の花泉開催 盛況

NPO法人、市民団体のブースに多くの人が訪れ交流した「いちのせき市民フェスタ19」

 いちのせき市民フェスタ19(一関市、いちのせき市民活動センター主催)は25日、同市花泉町老松の花と泉の公園で開かれた。例年の倍以上の人が来場する中、各NPO法人や市民団体などがブースを設けて活動を紹介。地元の小学生らが出演したファッションショーなど多彩な催しで会場を盛り上げた。

 花泉地域にも交流の場を広げることを目的に同公園で初開催となったフェスタには、親子連れら約1000人が来場。市民団体などの展示・販売や活動紹介のブースにも多くの人が訪れ、創作、運動、生活に関わる各種体験などを通じて交流した。芸能・文化団体は屋外ステージで日ごろの練習成果を発表した。

 市民参加型ファッションショー「イチコレ」では、子供や学生、主婦ら60人以上が出演。自作のドレスや着物などに身を包みランウエーを彩った。今年は一関市出身のプロデザイナー二宮柊子さんが制作した衣装を花泉地域の小学生が着る「二宮柊子コレクション」も同時開催。大勢の観衆を前に、児童らが愛らしいポージングを決めていた。

 友人同士で出演した佐藤彩花さん(千厩高校3年)と金彩佳さん(大東高3年)は夏らしい花柄の浴衣姿を披露。佐藤さんは「高校生活最後の年に良い思い出ができた」、金さんは「たくさんの人に見てもらえてうれしかった」と笑顔を見せた。

 フェスタに初めて来たという菊池典子さん(73)=同町涌津=は「すごくにぎわっていて良い催しだと思う。地元の子供たちも活躍の場をもらい、市内外からたくさんの人が来てまちの活性化にもつながる。続けてもらいたい」と話していた。

 来場者数は昨年を約600人上回る盛況ぶり。同センターの小野寺浩樹センター長は「花泉地域の子供たちの協力もあってたくさんの来場者が集まった。今回の成功を受けて、来年は新規の参加団体を増やしたい」と意気込んでいた。

momottoメモ

▲写真で振り返る「いちのせき市民フェスタ19」

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