“絆”が結ぶ老若男女 岩崎地区虹色フェスタ 東京五輪音頭披露【北上】
岩崎地区納涼祭「虹色フェスタ2019」(実行委主催)は25日、北上市和賀町岩崎のいわさき小学校体育館で開かれた。出店がお祭りムードを盛り上げる中、地元の子供や大人によるステージ発表をはじめ、輪踊りや大抽選会といった多彩なイベントで来場者が交流を深めた。
地域活性化を目指した同フェスタは、岩崎地区7行政区でつくる青年会組織「虹色の会“絆”」が中心となった実行委が運営。9回目の今年は4月から月3回ほどのペースで話し合いを重ね、イベント内容、進め方などの協議を行ってきた。
オープニングの「元気生き生き虹色ジュニア紹介」では、岩崎ソフトボールスポーツ少年団の子供たちが登場。全国大会に出場した際に実感した地元からの支えに対して、感謝の言葉が語られた。
和賀東中学校吹奏楽部はアンコールを含め数曲を演奏。開会セレモニーでは、実行委メンバーが東京五輪・パラリンピックの成功を岩崎から応援する「東京五輪音頭」を披露したほか、和賀氏をしのぶ「岩崎城址」や「百年桜」を踊った。
会場には飲食出店が並び、来場者で大にぎわい。いわさき認定こども園や煤孫ひなこ剣舞、岩崎鬼剣舞スポーツ少年団、上野中学校の原頭太鼓、専大北上高校郷土芸能部などもステージを彩った。
終盤は総参加の輪踊りや大抽選会、「NIJI ROCK FESTIVAL'19」で会場が一体となって盛り上がった。
小原和弘実行委員長(49)は、「準備に4、5カ月もかかるフェスタは、多くの人の協力があって開催できている」と感謝し、「若手のメンバーも増えてきており、着実に次世代へのバトンタッチができてきている。老若男女が楽しめるイベントとして継続させたい」と意欲を語った。