一関・平泉

黄金メロン甘さばっちり 平泉研究会糖度検査 31日から試食即売会

今月末からの出荷を前に行われた黄金メロンの糖度検査

 平泉町特産の「黄金メロン」生産者で組織する平泉黄金メロン研究会(高橋正洋会長)は26日、今季初出荷を前に2回目の糖度検査を行った。検査の結果会員7人が栽培したメロンが全て規定の糖度に達したことから、31日から道の駅平泉で試食即売会を開催する。

 黄金メロンは同町を代表する特産物として1996年から栽培されている高品質の果物で、ビニールハウスの立ち作り栽培により1株に1玉だけ実らせることで糖度を高め、見た目も白い高級感が特徴。中でも糖度は北海道の夕張メロンの基準をも上回る14度以上なければ出荷を認めない厳しい基準を定めている。

 会員の菅原正義さん(65)=同町平泉字泉屋=方で行われた検査では、会員5人が持ち込んだ着果50日前後のメロンを1個ずつ切り分け、複数の糖度計で厳密に糖度を測定。いずれも糖度14~15度と基準に達し、実際に試食して味や香り、食感などの出来栄えも確認できたことから、1回目の検査を通った2人を含め全員を合格とした。

 高橋会長(61)は「今シーズンは玉が若干小さめではあるものの、糖度は基準に達して全員出荷できる。今後は出荷に合わせて収穫時期を調整するなどし、品質を確保していく」と語った。

 試食即売会は31日と9月1日の両日、同町平泉字伽羅楽の道の駅平泉で開催。初日は即売に先立ち午前11時30分からセレモニーが開かれる。

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