一関・平泉

産地を知って応援 「金色の風」発信へ 首都圏など米穀専門店関係者 生産者と情報交換【一関】

金色の風産地見学ツアーで、稲穂を見ながら品種の特性を学ぶ参加者

 本県のフラッグシップ米「金色(こんじき)の風」を首都圏などで取り扱っている米穀専門店関係者を招く「金色の風産地見学ツアー」は27日、一関市から始まった。参加者は28日まで一関、奥州両市と平泉町を巡り、生産者と情報交換して高品質・良食味の実現に向けた取り組みに理解を深め、消費者に発信する。

 県は金色の風を積極的にPRしてもらうため、コメについて専門知識を持ち、金色の風を応援したい人を「金色の風サポーター」として登録している。ツアーは産地の情報を提供してPR活動を支援する一環で初めて実施。東京都、埼玉県、神奈川県、大阪府からサポーター5人が参加した。

 参加者は新幹線で一関市に到着後、バスでツアーに出発。JAいわて平泉「金色の風」栽培研究会に所属し、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる国際水準の認証「ASIAGAP(アジアギャップ)」を団体で取得した渡邉克洋さん(53)=同市舞川=の農場を見学。さらに中里地区の一関遊水地を訪れ、同研究会の小野正一会長(70)=同=から圃場(ほじょう)の説明を受けた。

 ASIAGAPの認証を取得した農場は膨大な審査項目に基づいて整理整頓されており、渡邉さんは「生産者としては異物混入や不良品を出さないことが一番大事」と安全対策を強調した。小野会長はドローン(小型無人飛行機)の撮影画像を利用して稲の生育状況を診断するリモートセンシングなど、最先端の技術を導入していると紹介し「新しい品種なのでデータを取り続け、良い物だけ出荷しようとしている」と努力を明かした。

 参加者は消費者に伝えたい点をメモや写真に記録しながら説明に聞き入った。大阪府で桝田米穀店を営む桝田秀二店主(62)は「すごく科学的に分析、研究されている。GAPも一つの特徴になる」と評価していた。

 中尊寺の見学、金色の風と郷土料理を味わう情報交換会も行われた。28日は奥州市を訪れる。

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