花巻

“熟成”の友好 ワインに オーストリアから贈呈のブドウ エーデルワイン 来月から新商品販売【花巻】

ベルンドルフ市から贈られたブドウで製造した「グリューナー・ヴェルトリーナー2018 白」

 花巻市大迫町のエーデルワイン(藤舘昌弘代表取締役社長)は、2015年から栽培しているオーストリアの代表的な白ワイン醸造用ブドウ「グリューナー・ヴェルトリーナー」を使ったワインを製造した。同町とオーストリア・ベルンドルフ市との半世紀以上にわたる友好関係があって仕上げられた新商品で、10月から県内を中心に販売される。

 同社によると、同ブドウはオーストリアで最も栽培されている白ワイン用品種で、軽やかではつらつとした酸味が特長。同町との友好都市50周年を記念して15年にベ市から苗木50本が贈呈され、町内の同社圃場(ほじょう)に植樹した。現在は広さ約30アールに400本が育つまでに拡大。国内で他に栽培している地域はないといい、国産ブドウを使い国内で製造した「日本ワイン」としては同品種初のワインになる。

 今回販売される「グリューナー・ヴェルトリーナー2018 白」は完熟したグレープフルーツや桃のような芳醇(ほうじゅん)な香りがあり、穏やかな酸味と上品な甘みが調和した口当たりを楽しめる。

 やや辛口でアルコール度数は12・0%。製造本数1030本。想定本体価格は2300円(税抜き)。

 来月1日から県内のスーパーや酒販店などで売り出されるほか、今月15日に町内で開催される第50回大迫ワインまつりで先行販売する。

 3日に同社で開かれた発売記念発表会には行政、栽培関係者ら約30人が出席し、上田東一市長が「ベルンドルフと友情を育み、今回発表できることはありがたい。爽やかでコクのある味わいで、おいしい甘味も感じられる。白ワインの柱の一つとして成功すると思う」とあいさつした。

 6月にベ市を訪れ、同ワインの試飲イベントに臨んだ藤舘社長は、現地でもおおむね高い評価を受けたことや、製造に至る経緯などを報告し「花巻市民をはじめ、多くの皆さんに愛されるワインになるのではないかと期待している」と語った。

 ワインに関する問い合わせは同社=0198(48)3037=へ。

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