奥州・金ケ崎

炭窯修復へ手助け 衣川・北股 専修大生ワークキャンプ【奥州】

炭窯の修復を手伝う専修大の学生ら

 専修大の学生が4日に奥州市衣川の北股地区を訪れ、5日まで住民の困り事解決を手伝うワークキャンプに取り組んでいる。高齢化の進む農村は、マンパワーに大助かり。学生は若い力を貸しながら、ありのままの地域の暮らしにも触れている。

 北股地区振興会と県立大は地域協働研究のプログラムを展開し、地域課題と内外の人材・資源のマッチングなどを図っている。専修大経済学部(神奈川キャンパス)の小池隆生教授は以前県立大で勤務経験があり、この縁から協働研究の一環としてワークキャンプを実施。ゼミ生と共に昨年から同地区を訪れている。

 今年は学生28人が参加。事前の聞き取りを基に一般家庭や公共施設などに向かい、▽リンドウ栽培の支援▽農地などの除草▽手の届きにくい箇所の清掃―などのボランティア活動に取り組んだ。

 このうち石川利巳さん(77)=外の沢=方では、炭窯の修復に3人が協力。学生は木と土を大量に使う昔ながらの窯造りに労力を提供した。進捗(しんちょく)は早く、窯の天井となる土を盛る工程まで終了。石川さんは「一人でやれば2日はかかる作業。ここまで進むとは思わなかった」と謝意を示した。東京都日野市出身の安藤雄貴さん(2年)は「何もない状態からここまで窯が出来上がり驚いた。都会とはまた違った暮らしを知りたい」と話していた。

 県立大によると、専修大の学生がまとめる今回の感想を分析し、プログラムの精査に生かすという。学生は同地区センターに宿泊し、地域を知る体験にも臨む。

 阿部睦雄北股地区振興会長(62)は「活動には交流の機会も含まれるので、昨年来た学生が再訪してくれたようにつながりも深くなるはず。農家は毎日仕事が多いので、いずれはどこからでも賛同者が手伝いに来てくれるようになれば」と願っていた。

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