奥州・金ケ崎

将来の「夢」大空に 江刺JC50周年記念 児童800人で人文字【奥州】

将来の夢を書いた風船を空に飛ばす奥州市江刺の児童たち

 奥州市の江刺青年会議所(JC、司東隆光理事長、会員18人)は6日、創立50周年記念イベント「人文字だぢゃい!リターンズ~あなたの夢を大空に~」を同市江刺の歴史公園えさし藤原の郷で開いた。江刺の小学生が「夢」の人文字をつくり、それぞれがつづった将来の夢を載せた風船を青空に飛ばした。

 家族と夢や将来について考える機会とし、大人と交流して達成感も得てもらおうと開催し、岩手日日新聞社などが後援。人文字づくりは1993年の藤原の郷オープン時にも実施した経緯があり、親子の世代を新たにつなげる思いも込めて26年ぶりに開催した。

 同日は江刺の12校から児童約800人、教諭約100人が参加。同JC会員、一般ボランティアらも合わせ、1000人以上で取り組んだ。

 全員による真っ赤な「夢」の人文字は縦30メートル、横25メートルにわたる大きさで、ドローン(小型無人飛行機)などのカメラで記念撮影。風船には児童が事前に将来の夢を書いたシートを貼り、合図で一斉に空へ。児童は歓声とともに、風船でいっぱいになった空を仰いだ。

 後藤慈温君(岩谷堂4年)の夢は医師といい、「テレビにもよく出ている仕事。いろいろな人を助けたい」と目を輝かせた。佐藤志保さん(田原2年)は「もっと強くなって柔道の選手になりたい」と願った。

 イベントの結びに司東理事長は「大人になるとまた違う夢を見ることもあるかもしれない。大きな夢ほど一人では達成できず、かなえるために仲間が必要。友達を大切に、夢を持って育ってほしい」と呼び掛けた。

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