一関・平泉

パワーアップし「いざ」 一関高専水泳部、吹奏楽部 14日、シンクロ公演

14日にシンクロ公演「ウォーターボーイズ&ガールズ ウィズ ブラスバンド」を開く一関高専水泳部の部員

 一関市萩荘の一関工業高等専門学校の水泳部と吹奏楽部によるシンクロナイズド・スイミング(アーティスティックスイミング)公演「ウォーターボーイズ&ガールズ ウィズ ブラスバンド」は、14日に同校プールで行われる。両部がコラボレーションするのは2回目で、今回は演目数と時間がともにパワーアップ。部員たちが水中と陸上でパフォーマンスを繰り広げ、観衆をダイナミックな“シンクロの世界”へといざなう。

 水泳部の同校でのシンクロ公演は室内プールの故障により2016年から中止となった。地元の萩荘小学校などで公演を継続し、17年秋にプールの工事が完了。18年に復活を遂げ、昨年度は観客約400人を集めた。

 今回から時間を1公演30分から1時間に延長。水泳部は1~5年生の部員16人が出演し、シンクロと寸劇を組み合わせた「テアトル」、人間タワーが立ち並ぶ「やぐら」などを披露する。今月から本格的な練習を始め、フォーメーションやダンスの振り付けなどを入念に確認している。

 吹奏楽部は部員19人が出演し、7曲を演奏する。新たな試みとして同部単独での演目を用意し、20年東京五輪応援ソング「パプリカ」を奏でる。

 同部代表の石井聖名さん(3年)は「水泳部とのつながりも強くなった。見ている人が楽しんでもらえるようボリュームも増えた。見応えのある公演にしたい」と力を込める。

 水泳部の小田大夢部長(5年)は「今年から運営に携わり、公演が本当に多くの人に支えられてできていることが分かった」としみじみ語り、本番に向け「これが最後のシンクロ。周囲に感謝し、楽しんで笑顔で終われるように最後まで頑張りたい」と全力の演技を誓う。

 入場無料。当日は午前11時からと午後2時からの2回公演。観客席にはテントを設置し、160席に加えて前列にブルーシートを用意する。雨天の場合は15日に延期。開催の有無は水泳部ホームページで告知する。

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