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生地とあんこ 風味良く 小松製菓(二戸)と回進堂(奥州)コラボ 「生南部サブレ あずき」発売【岩手】

新商品「生南部サブレ あずき」をPRする小松社長(右)と菊地代表取締役

 「南部せんべい」を製造・販売する小松製菓(本社二戸市)は、「岩谷堂羊羹(ようかん)」などで知られる回進堂(本社奥州市江刺)と「生南部サブレ あずき」を共同開発した。二つの老舗が初めてコラボレーションし、しっとりとした生地に高品質のあんこを組み合わせた新商品が誕生。11日から両社の直営店などで販売される。

 生南部サブレは、小松製菓の販売会社「南部せんべい乃巖手屋」が軟らかいせんべいを試作した際に偶然生まれ、2008年に発売。ぬれせんべいのようなしっとりとした食感が特徴で、これまでチョコレートや練乳、塩キャラメルなどの味を限定販売してきた。

 シリーズ8種類目となる「あずき」は、同社と長年交流している回進堂のあんこを使用。紅南部小豆や北海道産小豆など、高品質の小豆を用い、職人が微調整を繰り返しながらじっくりと炊き上げて製造したもので、豆本来の味が損なわれないよう仕上げている。

 10日に盛岡市内で記者発表が行われ、商品がお披露目された。小松製菓の小松豊代表取締役社長は「甘さ控えめで、何度食べても飽きがこない」とアピール。回進堂の菊地清代表取締役は「サブレとあんこが非常にマッチしている。県産品として、岩手に新しく来た人にも知ってもらいたい」と期待を込めた。

 価格は6枚入り660円(税別)。巖手屋と回進堂の直営店をはじめ、JR盛岡駅ビルフェザン、県内高速道のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)の一部売店、一部道の駅などで販売する。

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