奥州・金ケ崎

救助手順と連携確認 奥州金ケ崎消防本部 職員ら山岳訓練

県防災航空隊との山岳救助訓練に励む奥州金ケ崎行政事務組合消防本部の職員

 山菜やキノコ採りなどのシーズンを前に19日、奥州金ケ崎行政事務組合消防本部の2019年度山岳救助訓練が奥州市衣川の衣川ふるさと自然塾で行われ、消防職員と県防災航空隊が安全で迅速な救助の手順と連携体制を確認した。

 同本部からは訓練者15人と運営管理者11人が参加。入山した3人のうち1人が斜面から転落し、救助しようとした別の1人も負傷した―との想定で救助、搬送に取り組んだ。

 職員は負傷者の状態を確認して情報共有し、対応の優先順位を判断。指示の復唱など確実な手順を踏み、同航空隊のヘリによるピックアップや人力での搬送を繰り広げた。

 阿部保之消防長は「コンパクトにまとめた情報伝達は現場でも肝要。復唱や負傷者への励ましもできていた。全隊が要点をまとめて活動できるよう各所属で再度点検してほしい」と講評した。

 同本部管内(奥州市、金ケ崎町)の今年の山岳救助出動は18日現在で5件で、登山などでの遭難が目立っている。

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