北上・西和賀

真心の花選手歓迎 ウルグアイ代表チーム 市民応援に勝利誓う ラグビーW杯【北上】

JR北上駅東口に飾られた市民手作りの花々を観賞するウルグアイ代表の選手団、関係者ら

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会参加のため、北上市で公認キャンプを張っているウルグアイ代表チームは20日、JR北上駅東口に設置されている同国応援のハンギングバスケットを観賞した。市民有志らが真心込めて育てたいっぱいの花々と激励メッセージに選手、スタッフは感激した様子。市民に感謝し、W杯の勝利へ決意を新たにした。

 市花いっぱい運動推進協議会(齋藤康会長)は、「ひとり一花プロジェクト」として市民有志や各種団体、民間企業に呼び掛け、それぞれウルグアイの国旗の柄にちなみ白のベゴニアを植栽。8月末、育て上げられたベゴニアのプランター80鉢が同駅東口に並んだ。

 ハンギングバスケットは高さ3・6メートル、幅7・2メートル。花と併せて「ガンバレ!ウルグアイ!必ず勝って決勝トーナメントへ!」「ようこそ 鬼の舞う里へ」「白熱した試合で岩手、日本、世界を沸かせて‼」といった激励、歓迎のメッセージも添えられた。

 同日昼、練習の合間を縫い選手やスタッフら約60人が同駅東口を訪れ、出迎えた市民ら50人ほどと握手。「ようこそウルグアイ」と書かれた横断幕や花をじっくり観賞し、拍手をしたり記念写真を撮影したりして楽しんでいた。

 一行は14日、新花巻駅に到着したため北上駅で花を見るのは初めて。アレハンドロ・ニエト副主将は「わたしたちのような小さい国に対し、こんなに大きな歓迎をしてくれとてもうれしく、感動している。皆さんの声援と共にわたしたちは戦う。(25日、釜石市での)フィジー(との一戦)は大きな挑戦だが、わたしたちも一生懸命練習してきたので精いっぱい頑張る」と決意を語った。

 齋藤会長は「陽気で気持ちを前面に出して見てくれてうれしい。北上のいい部分を見せることができた。ぜひ楽しく、頑張ってほしい」とエールを送っていた。

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