料理や演芸 異文化体感 奥州・水沢 アスピアまつり
「アスピアまつり2019」は29日、奥州市水沢の水沢地域交流館アスピアで開かれた。同館管理運営共同事業体が主催し、施設を定期的に利用する団体などによる恒例の“文化祭”で、ガラコンサートや世界各地の料理が楽しめるフードコートなどで盛り上がりを見せた。
各団体の活動を紹介し、市国際交流協会が同事業体の構成団体の一つとなっていることから国際的な文化にも触れてもらおうと開催。海外の演芸が披露されるワールドパフォーマンス、韓国や米国など5カ国が出店したフードコートなどが繰り広げられた。
このうちガラコンサートには7団体が出演し、日ごろの練習成果を披露。ポラーノ室内合奏団は弦楽五重奏で「精神歌」など宮沢賢治の楽曲4曲を優雅に奏で、会場から大きな拍手を受けた。
バイオリンの齋藤禎隆さん(77)=一関市真柴=は、発足当初からのメンバー。「3カ月ほど練習した。毎年準備期間が少なく少しずれもあったが、うまくできたのでは」と充実した表情を見せていた。