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食感、利き酒のように 砂田屋、県内6酒蔵とコラボ 「酒ケーキ」25日発売【岩手】

砂田屋が県内の酒蔵とコラボして開発した「6酒蔵の酒ケーキ」

 菓子製造業「砂田屋」(本社花巻市石鳥谷町、似内一子代表取締役)は、南部杜氏の伝統を受け継ぐ県内の酒蔵とコラボレーションした「6酒蔵の酒ケーキ」を新たに開発した。12日の先行販売を経て、25日に砂田屋の各店舗などで発売。同社は「利き酒のように食べ比べ、6種類の味を楽しんでもらいたい」とPRしている。

 同社は南部杜氏が手掛ける酒を使った「酒ケーキ」を1985年に発売し、主力商品として売り出してきた。令和の時代も南部杜氏の魅力をアピールしようと、1月から南部美人(二戸市)、わしの尾(八幡平市)、菊の司酒造(盛岡市)、月の輪酒造店(紫波町)、浜千鳥(釜石市)、酔仙酒造(大船渡市)の協力を得て新たに6種類を開発した。

 ケーキは各酒蔵の日本酒や焼酎をベースとしており、しっとりとした食感が特徴。南部美人は特別純米酒で作ったフルーティーな香りの甘口、酔仙酒造は砂田屋のために特別に開発したオリジナル焼酎を使用したやや辛口など、各酒蔵のこだわりが感じられる味わいとなっている。

 価格は1個300円(税抜き)、6個入りの詰め合わせが2150円(同)。12日に盛岡市の「らら・いわて盛岡店」と東京都の「いわて銀河プラザ」で先行販売。25日から石鳥谷店など砂田屋の3店舗のほか、盛岡市のかわとく壱番館キューブ店で販売する。似内代表取締役は「酒ケーキは昭和、平成と30年以上愛好された商品。今後も菓子の世界から南部杜氏の酒の魅力を発信していきたい」としている。

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