“おとぎの国”大迫PR アスチルベ×マルツ工房 新商品 魅力、伝説 イラストで表現【花巻】
花巻市大迫町内川目のお山カフェ「アスチルベ」(小国文子代表)は、紫波町のデザイン事務所「マルツ工房」(吉田つとむ代表)とコラボレーションしたTシャツや手拭いを今夏から販売している。神楽やワイン、瀬織津姫など大迫の豊かな観光資源や伝説をイラストで表現した新商品で、県内外の観光客に早池峰山麓の神秘的な魅力を発信する。
吉田代表は毎週訪れるほど熱烈な大迫ファンといい、アスチルベからオリジナルグッズのデザインを依頼され、「自分なら地域の良さを伝えられるのでは」と承諾した。
「ワンダーランド大迫」シリーズと銘打ったグッズは早池峰神楽の面や鳥兜(かぶと)、早池峰神社、蛇紋岩、ハヤチネウスユキソウなどをモチーフに採用。中でも神様に関する絵柄は、尊厳を守りつつキャッチーなデザインに仕上げるのに苦労したという。
吉田代表は「大迫には最高峰の神楽があるだけでなく、縄文時代の文明や龍の伝説、UFO目撃情報など不思議なものも多く残されているが、あまり知られていない。観光客や外国人に手に取ってもらい町おこしのきっかけになれば」と願う。
Tシャツ(税込み3500円)は、前面が瀬織津姫のバージョンとアスチルベのバージョンの2種類があり、白や紫、ピンクといったカラーバリエーションやサイズもそろえる。手ぬぐい(同1100円)は伝統的な染色技法の注染を用いた。缶バッジは大小があり、それぞれ税込み400円と300円で販売する。
小国代表は「大迫に来た思い出になるようなオリジナルグッズが欲しいと考えた。何度も話し合いや改良を繰り返し、かわいいデザインの物ができた」とPRしている。
問い合わせは同店=0198(48)5223=へ。水、木曜日定休。