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南部鉄器 良さ知って 県内16工房 赤レンガ館で企画展【岩手】

職人こだわりの南部鉄器約400点を展示販売している「赤レンガ伝統工芸館」

 岩手銀行が主催する企画展「赤レンガ伝統工芸館」は11日、盛岡市中ノ橋通の岩手銀行赤レンガ館で始まった。職人たちがデザインや実用性にこだわって鋳造した南部鉄器が並び、注目を集めている。13日まで。

 本県が誇る職人の紹介と伝統工芸品の販路拡大を目的に、2019年度の新事業として開催。6月下旬の「漆器」を皮切りに、異なるテーマで年4回行われる。

 第3弾となる今回のテーマは、古くから親しまれている南部鉄器。同市や奥州市から16工房が参加し、鉄瓶や鍋、風鈴など約400点を展示販売している。

 このうち小笠原鋳造所(同市水沢羽田町)は、焼きおにぎり用のプレートやフライパンなどの人気商品を中心に約20点を展示。梅や七宝といった家紋風デザインの鍋敷きなど、細部に意匠が凝らされた作品もあり、話題となっている。

 開催時間は午前10時~午後4時30分。岩手銀行総合企画部広報CSR室の小巖健太郎室長は「作り方を聞くなど、職人との交流も楽しみながら、南部鉄器の良さを知ってほしい」としている。

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