一関・平泉

開幕告げる菊の金色堂 中尊寺 20日からまつり【平泉】

中尊寺坂下には菊でできた金色堂の造り物がお目見えし、参拝者らに20日のまつり開幕を告げている

 平泉町の中尊寺境内を華やかな菊花や菊の造り物が彩る第33回「中尊寺菊まつり」(同寺菊まつり協賛会主催)は、20日に開幕する。同町や近隣の菊愛好者団体や学校などから今年も丹精込めて育てた菊が出品予定で、期間中には菊供養会などの催しも企画されている。11月15日まで。

 「藤原秀衡公・源義経公・武蔵坊弁慶八百年御遠忌特別大祭」の一環で1986年に始まった秋の恒例行事。前年は484点の出品があり、今年も平泉、一関、衣川、水沢などの菊花会員による大菊三輪、懸崖(けんがい)、盆栽菊などのほか、同町児童が育てた大菊一輪も出品される。

 本堂周辺や金色堂前には菊を展示する上屋が設けられ、境内入り口の坂下には金色堂の模型を冠した菊の造り物も一足早くお目見え。参拝者らに20日のまつり開幕を告げている。

 まつり初日は午前10時から本堂で開幕法要、11月2日には午前11時から菊供養会がそれぞれ営まれ、同日午後から審査。15日に入賞菊の表彰式が行われる。

 期間中には夜の境内をライトアップする紅葉銀河(26日~来月10日)や秋の藤原まつり(来月1~3日)も開催予定。問い合わせは同寺事務局=0191(46)2211=まで。

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