日常風景、濃淡で表現 墨舟会が水墨画展 きょうから【北上】
水墨画サークル・墨舟会北上(高橋峯子代表)の作品展は、18~20日に北上市北鬼柳の江釣子ショッピングセンターパルで開かれる。日常の風景を白黒2色の濃淡で表現する会員らの力作を紹介する。
同サークルには、NHK文化センター北上教室で水墨画を学ぶ北上、花巻両市の50~70代の男女9人が所属。教室開講から10年目で、2017年のサークル立ち上げとともに単独展を開いた。
2年ぶり2回目となる作品展には、講師の昆野墨舟さん(79)=同市稲瀬町=を含め会員8人の作品19点と、昆野さんの下で学ぶ同会一関の会員による招待作品14点の計33点が展示される。
17日は会員らが作品の展示準備などに追われた。昆野さんは「自分の目で見た世界を表現できることが楽しさ。いかに見る人に伝わるかを念頭に、こういう風景もいいなと理解してもらえれば」、高橋代表(70)=北上市九年橋=は「描く方も観る方も白黒なのに色があるように見えてくるところが墨の世界の楽しさ。濃淡が使い分けられるよう努力しており、白黒の世界の奥深さを感じてほしい」と来場を呼び掛ける。入場無料。時間は午前10時~午後5時(最終日は4時)。