一関・平泉

特産品求め活気 商工祭開幕 餅振る舞いに長蛇の列【一関】

57業者・団体が出店し、にぎわいを見せる産業まつり商工祭

 第70回一関地方産業まつり商工祭(実行委主催)は19日、2日間の日程で一関市大手町の一関文化センター前広場、同市大町のなのはなプラザを会場に開幕した。あいにくの雨の中、家族連れらが特産品や民工芸品などを買い求めている。

 産業まつりは秋恒例の一大イベントで、商工祭と農業祭を開催。2019年度は「“見て”“知って”“味わって”郷土の自慢 産業まつり」をメインテーマに、商工祭で幕開けとなった。26、27の両日には農業祭を予定している。

 同日は朝から雨に見舞われ、開会式は屋内での実施となった。勝部修市長が「さまざまなイベント、メニューが用意されているので楽しんでほしい」とあいさつし、テープカットで開幕を祝った。

 会場には、岩手県南・宮城県北の業者・企業の生産、加工、製造された商品を紹介する「地場産品バザール」と「ものづくり・企業エキスポコーナー」、手作りの作品を展示する「なのはなマルシェ」、郷土料理などの「ふるさと味自慢コーナー」を開設。県内のほか、姉妹都市の和歌山県田辺市と福島県三春町、友好都市の宮城県気仙沼市、交流のある秋田県湯沢市、福島県二本松市、岐阜県大垣市の57業者・団体が出店。菓子や茶、地酒などの特産品や漆器などの伝統工芸品、工業製品などを販売した。

 餅つきと餅振る舞いも行われ、一関祝い餅つき振舞(ふるまい)隊が威勢よく餅をつき、あんことネギにくるんで提供すると、多くの人で列ができた。奥州市の大道芸人・高橋ヒロヤスさんによるパフォーマンスや、ウサギやヤギと触れ合える移動ふれあい動物園、みんなのカラオケ大会なども人気を集めた。

 最終日の20日は、午前9時30分から午後3時まで開催。初日から引き続きカラオケ大会や二本松市の郷土料理「ざくざく」の振る舞いのほか、クイズ大会などを予定している。市街地の通行が規制されることから、実行委は市役所と市街地を結ぶシャトルバスを運行している。

▲餅つきと餅振る舞いも行われ、多くの人を楽しませた

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