一関・平泉

境内に彩り 中尊寺菊まつり開幕【平泉】

紅葉が始まった境内に一層の彩りを添えている中尊寺菊まつりの出品菊

 第33回中尊寺菊まつり(同まつり協賛会主催)は20日、平泉町の同寺で開幕した。町内外の菊愛好者が丹精込めて育てた菊花400点余りが本堂や金色堂前に飾られ、紅葉が始まった境内に一層の彩りを添えている。11月15日まで。

 台風19号などの影響があったものの、地元平泉をはじめ一関、衣川、水沢、花泉、盛岡の各菊花会から大菊三輪、懸崖(けんがい)、盆栽菊など350点以上が出品。町内の平泉、長島両小学校児童による大菊一輪も50点余りが展示されている。

 開幕法要が営まれた本堂の周辺や金色堂前には菊を展示する上屋が設けられ、本堂前の参道には大菊三輪のほか菊花が鉢から垂れ下がるように仕立てた懸崖が並ぶ。夏の猛暑による影響で例年より開花が遅れ気味だが、宮城県栗原市から訪れた男性(63)は「管理が難しい中、ここまで仕立てたのはすごい」と感心しながら見入っていた。

 見頃は11月初めとなりそうで、まつり期間中の来月2日は午前11時から本堂で菊供養会と山田俊和貫首による法話、午後からは出品菊の審査を予定。最終日の15日には同寺光勝院で入賞菊の表彰式が行われる。

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