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きょう即位の礼 宮内庁、天候悪化懸念

 天皇陛下が即位を国内外に宣言される「即位礼正殿の儀」が22日午後、皇居・宮殿「松の間」で国の儀式として行われる。約400人の海外賓客を含め、国内外から約2000人が参列するが、22日は雨の予報が出ており、宮内庁は当日の天候を懸念している。【4面に関連】

 予定では、「松の間」前の宮殿中庭に色とりどりの「旛(ばん)」と呼ばれる旗が立てられ、武官の装束姿の「威儀(いぎ)の者」や、太刀、弓、盾などの「威儀物(いぎもの)」を持った宮内庁職員ら78人が並ぶ。

 同庁は多少の雨でも決行する考えだが、強風を伴う場合は宮殿内での行事に変更する。その場合、旛を立てず、中庭に立つはずだった職員の数を減らした上で宮殿に入れることも検討する。当日午前11時をめどに判断するという。

 宮内庁幹部は「天気ばかりは仕方がないが、全庁を挙げて準備してきたので、何とか持ちこたえてほしい」と話した。

 正殿の儀は午後1時に開始。天皇専用の装束「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」を着た陛下が高御座に上ってお言葉を述べ、安倍晋三首相が万歳三唱をし、参列者が唱和する。これに合わせ、皇居に隣接する北の丸公園では陸上自衛隊が礼砲を21発打ち鳴らす。

 夜は海外賓客らを迎えた祝宴「饗宴(きょうえん)の儀」が宮殿で行われる。

 即位に伴うパレード「祝賀御列の儀」は、台風19号被害を踏まえて11月10日に延期された。【時事】

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